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中途失明で最多の原因
~高齢者の緑内障(奈良井眼科 奈良井章人院長)~
視野が欠けたり、視力が低下したりする
▽無症状でも検診を
緑内障は、眼圧の上昇で視神経が傷つき、視野が欠けたり、視力が低下したりする病気だ。原因はさまざまだが、特に高齢者では眼球内の液(房水)の流れが悪くなり眼圧が上昇することが多い。
ただ、早期発見、早期治療で進行を止めることは可能だ。「視野が狭くなったり、視力が低下したりするなどの症状がなくても数年に1度は必ず眼科検診(眼底検査)を受けてください」
▽治療中断で失明も
奈良井院長は「視覚機能の低下で日常生活に支障がある人は、かかりつけの眼科や、視覚障害のある人への支援である『ロービジョンケア』を行う医療機関(日本眼科医会ホームページ)に相談してください」と呼び掛ける。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)