徳島視整体研究所

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「痩せても免疫細胞が記憶」過去の肥満でも加齢黄斑変性悪化リスク…京大などチーム 
肥満が関係しているとされる目の病気「加齢黄斑変性」は、一度太ると痩せた後も悪化するリスクが高いままであることがマウスを使った実験で分かったと、京都大やカナダ・モントリオール大などのチームが発表した。論文が6日、科学誌サイエンスに掲載された。
 加齢黄斑変性は、加齢に伴い、網膜の中央部に出血や浮腫が生じる病気。視力が低下し、失明に至る場合もある。国内では年平均で約2500人に1人が発症しているとされる。発症の仕組みは不明な点が多いが、喫煙や肥満との関係を指摘する報告もあった。 チームの畑匡侑(まさゆき)・京大特定講師(眼科学)らは加齢黄斑変性のマウスを使い、炎症に関わる血液中の免疫物質「サイトカイン」の量を調べた。
  その結果、過去に太っていたマウスは、標準的な体重に戻っても免疫細胞からサイトカインが多く分泌され、加齢黄斑変性の症状が悪化することが判明した。免疫細胞を解析したところ、サイトカインを作る遺伝子の働きが、脂質による刺激によって活発になっていた。
 畑特定講師は「痩せても免疫細胞が肥満を『記憶』している。パーキンソン病など他の病気にも関係している可能性がある」と指摘している。
 西田幸二・大阪大教授(眼科学)の話「過去の肥満が加齢黄斑変性に関係することを確認したのは初めてだ。もし、人でも同じことが起きていれば、新しい治療法の開発につながると期待される」