徳島視整体研究所

当店では「見る」ことから目の使い方を整え、身体の健康の維持や改善のアプローチをしています。1級眼鏡作製技能士

遠視系の見たいという方

久々に難しい方の目を観させていただきました。

 

両目とも遠視系の度で

遠くを見るときも近くを見るときも見ようとする意識が非常に強い方でした。

オートレフ値(機械計測値)の遠視度数よりも強い度数でも視力は1.0は出ているのですが、まだ隠れ遠視が多少残っているのはわかってはいるのですが、視力は十分出ている(両目で1.0にしました)ので今回はこの度数で作らせていただくことになりました。

お渡し時は、眼鏡を掛けて問題なさそうでした。

 

しかし、一か月後に、なにか見づらいと来店。

みづらい、見えるものがダブって見える

などを訴えています。

確かに眼鏡を掛けて視表を見てみるとその時は読めていないので

再度、オートレフ値をとると左目の数値が前回と違い遠視度数が弱くなっていました。

視力検査をし直し、見えづらいとの訴えから

見えることの意識が強い方なので今回は視力を出す方向

(この時点で両目で1.0の視力を出して)で再度レンズ注文作り直しました。

検査後、もう少し時間をかけて眼の使い方を変える方法で確認したほうがよかったかなと色々と考えてはいたのですが、

一週間後、眼鏡を受け取りに来た時に

新しい度数での眼鏡を掛けていただくと何か気になるようで・・・・

で、その眼鏡を掛けたまま視力表を見てもらうと

0.7ぐらいしか読めないと・・・・

(内心。。。やっぱりなぁ と)

そこで、両目の使い方を変えることを色々とやっていくと

だんだんと 1.0の指標が読めるようになってきたり またちょっとすると読みづらいと訴えたり

右目と左目の見え具合の差を確認すると

初め右目のほうが左目より見えるといっていたのが、しばらくして反対に左目のほうが見えたりと ちょっとしたことで見え具合が変化しやすい状態でした。

本人には度数、視力の変化がしやすい状態なのを認識していただき

最終的には 前回に作って頂いた度数で使用していただくことになりました。

 

こういった見る意識が強い方は、どうしてもよく見える 見え方が非常に気になるので目に力を入れてしまい、頻繁に度数変化を起こす場合があります。

また、こういった見えることが気になる人に

指標ではなく 5mぐらいさきの壁に掛け時計が掛けてあったので

私「今何時ですかと」と聞くと

相「はい、え~時計の長い黒い針がダブっている(二重)?に見えています」

私「長い針だけですが短い針はそう見えていないですか?」

相「・・・(考えて)いえ短い針も線がダブって見えています」

私「なるほど・・・では、今何時かわかりますか?読めないですか?」

相「いえわかりますよ 3時10分です」

私「あぁ 読めるんですね。では大丈夫ですね」

相「・・・・」

 

また違う訴えでは

1mちょっとさきの紙に書いてある文章があったのですが

相「その紙に書いてある文字が読めないんですよ。でも、こう近づくと読めるんですよ」

私「えぇ 私も読めないですよ」

相「・・・・」

そのように、細かい部分のはっきりくっきりと見えないことが気になる方が多いです。

 

今回こういった見えることよりも日常生活に問題ない視力が出ているのならば、今の自分の両目がどのような使い方をしているのかが感じ取れるか。が大事です。

一度自分の身体感覚を感じてみてください。